Yahoo!ジオシティーズ - ゲストブック

ゲストブック

   2009年8月13日 (木) 20時01分40秒

[名前] :   みゆう

[質問（または答え）] :   スイングフィール、ビバップのイディオムについて詳しく教えてほしいです。
まだ、中学生なのでできれば、分かりやすくお願いします。

[つづき] :

   2009年8月14日 (金) 15時53分22秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   難しい質問なので、上手く答えられないかもしれませんが・・・。

　まず、「スイングフィール」についてですが、どういう状況で使われるかによって、多少意味が変わってくると思います。譜面に「スイングフィール」と書いてあったなら「スイングする感じで、もしくは、スイングのリズムで演奏する」ということじゃないでしょうか。
　「スイング」に関してはいろいろな捉え方があるとは思いますが、一般的には単純にリズムのタイプ（例えばラテンとか、サンバとか、エイト、シクスティーンなどのように）を指す場合と、「スイングする」とか「スイングしない」とか言うふうに使われる場合があると思います。後者の場合は、「スイング」のリズムで演奏される曲における、ノリとか、躍動感とか、推進感とかを総合的に指すものだと思います。言葉では簡単に言い表せないものですね。ベースに関して言えば、例えば、レイ・ブラウンや、ポール・チェンバース、サム・ジョーンズ、ロン・カーターなどの入っているCDをどれでも聴いてみてください。それぞれ個性は違いますが、ある程度共通した躍動感や推進感があり、必ず「スイング」しています。

[つづき] :   　「ビバップのイディオム」とは？という質問ですが、これまた答えに困りますねー。イディオムとはつまり「慣用句」というようなことだと思いますが、そもそも「ビバップ」の定義というものが実際あるのか、無いのか解りません。一般にチャーリーパーカーやディジーガレスピー、バドパウエルなどがやりだした演奏スタイルを指しておおまかに「ビバップ」と呼んでいるのだと思いますが、「ビバップ」がはっきり何を指し、どこからどこまでが「ビバップ」で、どこからそうでないのか僕は知りませんし、たいして興味もありません。しかしながら、一般的に「ビバップのイディオムで・・・」などと言う場合、「ビバップスタイルの演奏で」、という意味だと思います。ビバップと呼ばれる演奏スタイルによくある歌い回し（フレージング、音やリズムの使い方）ということではないでしょうか。とりあえず、チャーリー・パーカーのCDを聴いてみると良いでしょう。

あまり良い回答ができなくて申し訳ありませんが、とにかく言葉の説明よりも、聴いて感じるほうが良いですよ。たくさん聴いてみてください。

   2009年8月15日 (土) 20時40分40秒

[名前] :   みゆう

[質問（または答え）] :   難しい質問をしてすいませんでした。
でも、とてもわかりやすかったです。
私の周りの人に聞いても答えてくれないので、助かりました。
たくさんＣＤ聴きます！！
ありがとうございました。

[つづき] :

   2009年6月1日 (月) 18時17分11秒

[名前] :   ヨッシー

[質問（または答え）] :   こんにちは。
友人に教えてもらってこのサイトに来ました。
僕はドラマーですがドラム目線でも大変参考になる
ことばかりで、勉強になります。
ところで質問ですが、僕は変拍子が苦手です。
５拍子７拍子がうまく乗れません。迷子になったりします。一般的に拍子を２と３に分割する方法がよくありますが、もっと大きなとらえ方ができないか悩んでいます。同じリズム楽器として、上村さんは変拍子にどう

[つづき] :   同じリズム楽器として、上村さんは変拍子にどうアプローチされていますか？
やはり、４＋３やその逆を徹底的に覚えて、そこから
小節をまたいだ音符を使えるようにするしか方法は
ないのでしょうか。
また、僕は譜面の初見がすごく弱いのですが、これも
簡単な譜面から読めるようにするしかないのでしょうか？
畑違いですみませんが、よろしくお願いします。

   2009年6月2日 (火) 12時17分34秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   はっきり言って僕も変拍子は苦手です。７拍子や５拍子で伴奏することにはだいぶ慣れましたが、ソロとなるとさっぱりダメですね。なので、申し訳ありませんが、どうやったらいいとは、はっきり解りません。僕の場合だいたい２つに分けてとらえてますが、いろんな分け方でとらえると良いのではないでしょうか。何小節分かを足したものを、割るという手もあるし。。。とにかくまずは変拍子の単位に慣れることと、そのうえで、足したり割ったりでおもしろくなるように工夫すると良いのではないでしょうか。

[つづき] :   譜面は恥ずかしながら僕もあまり読めません。というか、ほとんど読めないといっていいです。
読譜も慣れのようです。絶対に読まなきゃいけない状況におかれるのが、一番手っ取り早い訓練法かと思います。一人で練習する場合はメトロノームを使って一定のテンポを設定し、本番をやっているつもりで、最後までそのテンポで読む練習をするといいのではないでしょうか。簡単なものからはじめて、そのテンポで読める所だけ読みつつ、曲の最後まで通すのです。しかし、これには根気が必要です。僕などは、つまらないのですぐに嫌になってしまうのです。強制的に読む訓練をするには、アンサンブルの練習で、譜面を使うのも良いでしょう。何度も失敗し、恥をかくうちに、だんだん読むのに慣れるそうです。読めない奴がこんなことを言っても、あまり説得力がありませんが。。。

   2009年6月3日 (水) 21時03分04秒

[名前] :   ヨッシー

[質問（または答え）] :   お答えいただきまして、ありがとうございます。
コツコツやるしかないのですね。
頑張ってみます。
上村さんのライブ、また見に行きます。
ありがとうございました！！

[つづき] :

   2009年5月16日 (土) 02時57分06秒

[名前] :   マサ

[質問（または答え）] :   こんにちは。はじめまして。プロ志望で上京しました。
質問があります。上村さんの考えるボトムってなんですか？上村さんがしたいこと（サウンドの方向と）、バンドのボトムとして求められていることは一致していますか？言い換えれば、上村さんの気持ちいい演奏は、求められていることとですか？僕は自分自身が、ボトムとしての要求と一致していないのか気になります。例えばラインについても、ルートを必ず踏むことがいいとは思いません（今のところ）。もっと横のきれいな流れの中で、トーナリティーやカラーを表現したいです。

[つづき] :   また、最近はアッパーストラクチャーや代理コードが目立つサウンドのなかで、自分がそれやリハモについて行こうとしすぎるきらいがある気がします。例えば石井あきらさんのハーモーニなどにはどうやってラインを付けているのでしょうか。正直なんのコードだかわからないときもあります。わからないときはついていかないのが正解だとはおもいますが・・・。意味不明な質問ですいません。要は、そのバンドのその瞬間にベストな、求められているチョイスが理解できていない部分に悩んでます。

   2009年5月16日 (土) 15時28分12秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   ここで言う「ボトム」とは、つまりベースの役割のような意味でしょうか？マサさんは、自分のやりたいことと、他のバンドメンバーがベースに求めていることが大きく違うと感じているのでしょうか？僕の場合は、バンドのリーダーの要求を汲みつつ、なるべく自分の好きなようにやっています。楽しめなかったらやる意味無いですからね。自分に対する要求が、あまりにも自分のしたいこととかけ離れていて、どうしてもやりたくない場合（そんなことはめったにありませんが・・・）はそのバンドをやめるでしょうね。ベースラインについても、いつも必ずルートを弾く必要は無いと思います。ケースバイケースですね。共演者にも依りますし。その時にならないと、ルートを弾きたいか、違う音を弾きたいか、わかりません。ただ、ルートを弾いた方が美しいと感じることのほうが多いとは思います。自分の感性を信じて自由にやって欲しいですね。

[つづき] :   僕ははっきり言って音感は全然良くありません。いま鳴っている音が何の音なのかとか、コードが何かとか、正直言ってさっぱり判りません。当然ながらピアニストがよくやる難しいリハモなどには、ぴったり着いて行けません。しかし、全く反応しない訳でもないのです。たぶん、「あー、何か変わった緊張感のあるサウンドになっているな・・」などと感じ、それに対して自分がやりたいこと、もしくはできることを弾いているんだと思います。上手くいったりいかなかったりです。着いて行こうが、行くまいが、あなたの自由なのです。「こうしなければいけない」なんてものは、無いんです。「そのバンドのその瞬間にベストな求められているもの」なんてものをチョイスするよりも、その瞬間に自分が感じたことをストレートに出せれば、それがベストというものじゃないでしょうか？

   2009年4月26日 (日) 22時00分21秒

[名前] :   太郎

[質問（または答え）] :   こんにちは。ベースを10年ほどやっているものです。
突然の質問で恐縮ですが、出音の速さ、音の立ち上がりの速さについて悩んでいます。自分の演奏を録音したものを聞いてみると出音、立ち上がりが遅くて気になります。どういったところに気をつければよいのでしょうか？自分では、①リズムを感じるタイミングに問題がある、②ピチカートの方法に問題がある　の2点ではないかと思います。上村さんはウッドベースの出音の遅さを考慮して前に前に引いているのでしょうか。特に２ＢＥＡＴが難しいと感じています。よろしくお願いします。

[つづき] :

   2009年4月27日 (月) 14時50分31秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   出音の立ち上がりの早さについては、長年に渡り自分自身悩みの種でした。僕もいまだに出音のタイミングが遅くなる傾向があります。僕の考えでは、ピチカートの方法に問題があるのだと思います。リズムを感じるタイミングに本当に問題がある場合は、自分の持っているリズム感を変えなくてはならない訳で、それはかなり難しいことであるし、そもそもそうすることに意味があるかどうか疑問です。自分のリズムは自分だけのもので、大切にすべきものだと思うからです。
　ピチカートの問題については、僕の場合ですが、自分の弾いたと思うタイミングと実際に音が出ているタイミングにずれがあるということが分かりました。最初の頃は早いタイミングで弾いたりしてみましたが、それだとテンポも速くなってしまい、走ってしまいます。意識して早く弾かずに、出音を早くするにはピチカートの奏法を変えるしかないと思いました。僕の場合は、ピチカート動作を始めてから音が出るまでの時間が長かったので、そこの無駄な時間をなるべくなくすことと、それと同時に、弦から指が離れるタイミングを、自分が「弾いた」と感じるようにしてみました。

[つづき] :   具体的には、ピチカートを始める時にあらかじめできるだけ指を弦に近づけておくか、もしくは、もう弦にくっついた状態にしておきます。そして、弦が指から離れ易いように力を抜いて弾きます。力むと遅くなる傾向にあると思います。そして、弦が指から離れた時に、つまり発音された時に、「弾いた」と感じるようにしています。僕の場合は以上のようにしていますが、人それぞれ音の出るタイミングが遅くなる原因は違うと思いますので、あくまで参考にする程度にしてください。２ビートで弾く時に難しいということですが、基本的にウォーキングの時も２ビートの時も同じだと思います。テンポをしっかりキープして自信を持って弾くことです。周りを気にして恐る恐る弾いている場合は、出音のタイミングどうこうよりも、テンポキープができていないということになると思います。

   2008年8月31日 (日) 13時42分06秒

[名前] :   まーま

[質問（または答え）] :   始めまして、当方アマ暦5年ほどのベース弾きです
東京銘曲堂参考音源として良く聴かせて頂いてます
質問ですがTMDのようなドラムレスのコンボでの
場合にベースラインを弾く際、SWING感を出すのに
ドラムがいる場合と違った工夫することを意識して
いるものでしょうか？

[つづき] :   TMDの場合はギターとの接点でSWING感を出す
（若しくはワザとアウトする）とかのやりとりが
音楽の流れを繋げる部分だと思いますが
これがデュオやソロでの場合ではどのように
繋げていくか？・・・といったこともアドバイスいただけたらと思います
宜しくお願い致します。

   2008年9月1日 (月) 00時33分07秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   　質問ありがとうございます。
　ドラムレスでの演奏の場合だからとくに工夫するってことは僕はありません。ただ、タイムキープの責任がすべて自分一人に掛かってくる（実際にはもちろんみんなタイムキープしていますが、あからさまにタイムキープする楽器はベースなので）ので、やはり、その点ではかなり気を使います。しかし、それはドラムがいようがいまいが、同じとも言えます。ただ、一緒にタイムキープをしてくれる人がいれば、負担がそれなりに軽くなるのは確かでしょう。
　TMDの場合、まず僕はアウトしません。リハモ的なことも殆どしないです。ま、そのへんはバンドの方向性によると思います。どういった内容、もしくはアプローチで演奏するかは、相手によりますね。スイング感に関しては、僕の考えとしては、みんながそれぞれ責任を持って自分でスイングすることで、バンド全体でもスイングするんだと思っています。そしてそれはソロだろうが、デュオだろうが、カルテットだろうが、ビッグバンドだろうが、同じだと思います。

[つづき] :

   2008年9月1日 (月) 19時11分39秒

[名前] :   まーま

[質問（または答え）] :   迅速かつ丁寧にお答えていただき
ありがとうございました
演奏をより楽しめるように
精進します。

[つづき] :

   2008年6月26日 (木) 10時42分50秒

[名前] :   まさかず

[質問（または答え）] :   こんにちは。先日、Jay.J Cafeで川上さとみさんでの演奏を聴かせていただき大変感動致しました。その時疑問に思ったのですが、４ビートを弾いている時に上村さんは、２拍４拍または１拍４泊または２泊だけとか、さまざまな拍で不定期にアクセントをつけている気がしました。これはスィングさせる為に意識してやってることなのでしょうか？それともベースラインのフレーズによってそおゆう歌いかたになるのでしょうか？

[つづき] :

   2008年6月26日 (木) 13時02分57秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   ありがとうございます。
基本的に僕は４ビートを弾いているとき（ウォーキングラインを弾いているとき）に決まった拍にアクセントを付けてはいません（のつもりです）。だだ、ベースラインの歌い方で、気分によって強く弾いたり弱く弾いたりする部分はあるかと思いますが。

[つづき] :

   2008年6月26日 (木) 13時58分48秒

[名前] :   まさかず

[質問（または答え）] :   とても参考になりました。
どうもありがとうございました。

[つづき] :

   2008年1月31日 (木) 19時48分51秒

[名前] :   のりよし

[質問（または答え）] :   はじめまして。以前、横浜ジャズプロムナードの川上さんトリオで上村さんの演奏を聴かせていただきました。そのときにシンプルで堅実なベースに感動しました。上村さんのアンサンブル（理論的なアンサンブルでなく）において心がけていることを教えていただけませんか？漠然とした質問で申し訳ありません。たとえば、ソリストを下から引き立てる、バンドサウンドをベースで導いていく、といったような心がけのことです。
よろしくお願いします。

P.S.上村さんの服装もシンプルで洗練されているなと思いました。どんなブランド、店がお気に入りですか？よろしければお聞かせください。

[つづき] :

   2008年2月1日 (金) 18時33分27秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   ありがとうございます。
心がけていることですか・・・。そうですねー、基本的な僕の希望としては、バンドに安定感、躍動感、緊張感を与えたい、という感じですかね。あと、共演者をやる気にさせたい、と常に思っていますね。具体的に言葉で言うのはちょっと難しいですが、まあ結局は自分が美しいと思うサウンドになるように、弾いているんだと思います。もちろん、内容はその時々の状況よって、変わると思います。ある程度答えになっているでしょうか？

服装に関しては、特にこのブランドが好きというほどのものはありません。こぎれいで、品が良く、実用的なものが好きですね。そのうえ安ければそれにこしたことはありません（笑）。だいたい昨今の服は高いですからねー。僕は服にはあまり金をかけないほうだと思います。できる範囲で格好良くしたいとは思うのですが・・・。

[つづき] :

   2008年2月1日 (金) 21時48分42秒

[名前] :   のりよし

[質問（または答え）] :   迅速な返信ありがとうございます。
参考になりました。

また疑問が浮かんだら質問させてください。
それでは。

[つづき] :

   2008年1月29日 (火) 22時03分39秒

[名前] :   えむえむ

[質問（または答え）] :   ボーイングですが、上村さんはどうやって覚えましたか？
クラッシックの先生についたとか、またはまったくの独学とか・・・私はアルコには以前から興味があり、最近（といっても２年になりますが）クラッシックの先生について習ってます。クラッシックのコントラバス独奏はとてもすばらしいです。今、protoのカルメンファンタジーって言う曲を練習してます。この曲知ってますか？すごいかっこいい曲です。

[つづき] :

   2008年1月30日 (水) 16時20分25秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   恥ずかしながら、ボウイングはまったくの自己流のため、ほとんどできないと言った方が良いくらいです。僕も弓で弾くことにはかなり興味があり、クラッシックの曲は無理でも、せめて簡単なメロディーくらい弓で弾きたいなと思っています。でたらめながら、たまにはステージでも弾いてしまってます。先生について習えば良いんでしょうけどねー、怠惰なものでなかなか実行に移せません。いけませんね～。
クラッシックのコントラバス独奏も、もちろんとても好きです。あんなふうに弾けたらなー、と憧れますねー。残念ながらその曲は知りませんが、機会があったら聴いてみたいです。

[つづき] :

   2007年12月19日 (水) 18時53分40秒

[名前] :   初心者オヤジ

[質問（または答え）] :   ありがとうございました。
こんな抽象的な質問どうかと思ったんですが、すごく分かりやすいお答えをいただき、感謝いたします。
これからも精進します。

[つづき] :

   2007年12月18日 (火) 10時08分56秒

[名前] :   初心者オヤジ

[質問（または答え）] :   はじめまして。最近ベースを始めた初心者オヤジと申します。先日、とあるプロギタリストの方と話をする機会があったんですが、そこで「アドリブをするときはブレス（息継ぎ）をする場所を考えて。」みたいなことを言われました。ベースを弾きながらブレスの位置など意識したことがないので、この方のお話の意味が今ひとつよくわかりません。上村さんはどうお考えでしょうか。ご意見をお聞かせいただければ幸いです。

[つづき] :

   2007年12月19日 (水) 17時02分13秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   例えて言えば、「句読点」を付けるということだと思います。もし自分のアドリブソロを口で歌っていれば、当然息継ぎが必要となり、フレーズもそのような間を持ったものになるはずですよね。管楽器プレーヤーのようなソロをしたい場合も同様です。句読点の無い文章は読みにくいし、解りにくいし、あんまり良いものではないでしょう。ソロフレーズに句読点をつけることで、解りやすくなるし、メリハリがつきます。つまり、実際に息をする場所を考えるというよりも、そういった句読点的なものを意識しろということじゃないでしょうか。弦楽器は息で音を出さないので、延々と絶え間ない演奏をすることが可能です。意図してそうすることで、それがおもしろい、良いものになることもありますが、意図してではなく、ただボンヤリそうなってしまっている場合は大抵メリハリのない、締まりのない演奏になりがちです。そうならないように、「ブレスする場所を考えて」と言ったのではないでしょうか。

[つづき] :

   2007年11月11日 (日) 00時20分37秒

[名前] :   emuemu

[質問（または答え）] :   以前は良い音色の出し方にこだわって研究してたんですが、右手の当て方を改善したらだいぶ良くなりました。基本的に2本指ではじき、楽器をなるべく垂直に立てるように構え、比較的テンションのやわらかい上の方で、腹筋に力を入れながら（無駄な力が抜けます）上方向に向かってはじくといい音がするようになり、同時に音量も得られ、アンプを使用するのをやめました。さて新たな悩みです。もっとフレーズを増やしたい。気がつくとさっきやったこと、またやってる・・・上村さんはどうやってフレーズ増やしましたか？よろしくお願いします。

[つづき] :

   2007年11月11日 (日) 14時07分40秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   良い音がするようになったとは素晴らしいですね。さて、質問についてですが、「気がつくとさっきやったこと、またやってる・・・」は僕もよくあり、フレーズを増やすことは自分自身の課題でもありますね。フレーズを増やすには、自分で作るか、どこかから仕入れるかしか無いでしょう。僕が使えるフレーズがどんなものなのか改めて考えてみると、聴いているうちに耳に残ったフレーズで、なおかつ楽器で弾きやすいものが多いようです。CDなどを聴いていて、「これ、いいな」と思ったものを真似してみるうちに、自分に残ったものでしょう。CDを聴いていると、「これは自分に無いな」というものがいっぱいあります。それをどんどん自分の中に取り入れて、自分の言葉のように使えるようにすれば良いのではないでしょうか（と、言うのは簡単ですが・・・）。

[つづき] :   たとえば、CDを聴いていて「これ、いいな」というのがあったとしたら、その要点を抜き出して、自分の弾きやすいように適当に作り変えて弾いてみるのです。フレーズそのままコピーでは大体弾くのが難しかったり（それにトライするのももちろん大切ですが）、そのまま使うのも気が進まなかったりするので、そのポイントとなる部分を使って自分なりの、それも弾きやすいフレーズを作ってみるのです。僕の弾けるフレーズの数は実際少ないと思いますが、だいたいこういうやり方で少しずつ増やしているつもり（笑）です。

   2007年6月4日 (月) 19時41分27秒

[名前] :   KOJI

[質問（または答え）] :   1年ほど前に楽器を買う相談を上村さんにしたものです。このほど、とうとうEmaniel Wilferの新品を買ってしまいました！ところで、買ったばかりに特にメインテナンスなどでケアしなければならないことはどんなことでしょう？

　あと、弦高が高く感じたので、さっそく少し下げてもらおうと思いますが、もし近い将来、また上げたくなった場合には、新しい駒を使うことで解決するものなんでしょうか？それとも弦高は下げずに我慢すべきなんでしょうか？1回弾いただけで左指の人差し指が痛くて悲鳴を上げました。

[つづき] :

   2007年6月5日 (火) 16時35分44秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   Wilferですか、いいじゃないですか。僕もちょっと欲しいです。Wilferを持っている人を知っていて、弾かせてもらったことがありますが、とても良かったですよ。特にメンテナンスでケアしなくてはいけないことは普通無いと思いますが、弦高などは自分の高さに調整してもらう必要はあるでしょうね。僕はアジャスターを付けていて、ある程度調節できるようにしていますが、音にこだわる人はアジャスターを嫌うようです。弦高の調整は意外と難しく（技術的には体したこと無いんでしょうが）、なかなかこれだ、という高さに決まりません。僕などは、結局自分で納得いくように削ってしまったりします（本当は良くないんですけどね）。低くしすぎるともう戻せませんから、少ーしずつ削ってもらって、面倒がらずにその都度試してみて、いい高さにしてもらうと良いと思います。時間かかりますけどね。

[つづき] :   あと、高さの少し違う駒を複数持っていて、使い分ける人も結構いるみたいです。
左手の人差し指が痛いということは、もしかしたら駒よりも、ナットの高さが高すぎるのかもしれません。ナットは弦が指板と変に当たってビビらない限り、高くても弾きにくいだけなので、楽器屋さんに相談してみるとよいでしょう。それ以外の原因で弾きづらいこともあるかもしれないので、やはり楽器屋さん（修理ができる職人さん）に見てもらうのが良いんじゃないでしょうか？

   2007年5月9日 (水) 17時09分28秒

[名前] :   daimaru

[質問（または答え）] :   指のひっかかりを少なくすると十分な音量が得られません。そこはどうクリアーしてますか？
　上村さんは独学でベースを学んだと聞きましたが、シマンドルは練習しましたか？また、こんな練習したなぁとか、こんなテキストがあるよ！とかありましたら教えてください。

[つづき] :

   2007年5月11日 (金) 00時33分27秒

[名前] :

[質問（または答え）] :   たしかに指のひっかかりを少なくすると十分な音量が得られません。しかし、それはある程度仕方ないでしょう。音量を犠牲にして速さをとるということです。速いパッセージを弾くときには、ぜんぶの音をしっかりした音量で弾かなくてもいいと思います。必要な音だけしっかり聴かせるように弾けばいいんじゃないでしょうか。念のため確認しておきますが、指を軽く掛けて弾くのは、速いパッセージを弾く時です。軽く掛けるといっても、音にならなかったら仕方ありません。バランスを上手くとってみてください。

[つづき] :   シマンドルはかなり前に１冊目の半分くらいやってみたことがありましたが、ひとから借りていたせいもあってか、つまらなかったせいか、辞めてしまいました。しかし、それからだいぶ経ってからルートヴィヒ=シュトライヒャーという人が書いた教則本をやってみました。やってみたといっても、適当にさらってみたという程度ですが。内容はシマンドルとほぼ同じです。上下巻あり、下巻はまたしても途中で止まってしまってます。。。正直言って、こういった練習は退屈ですが、楽器をコントロールする基礎力を付けるには効果的だと思いました。こうした基礎練習の他に、ベースラインを弾いては録音し、聴いてみるというのをたくさんやりましたね。今でもよくやってます。客観的に聴いてみて、欠点を見つけ、それを直したりと、とにかく自分の理想に近づくようにするのです。自分なりに考えて、練習法を工夫してみてください。

   2007年4月5日 (木) 13時27分10秒

[名前] :   daimaru

[質問（または答え）] :   右手のピチカートで気をつけていることはありますか？こういう場合はこういう弾き方をしているなどの法則？みたいなこととか。
　特に速いフレーズを弾く時は薬指を指板に置いて、エレベの弦を弾くような角度で弾いているようでしたが。そのほかにもいろんな形で弾いてましたが、そのことについて知りたいです。

[つづき] :

   2007年4月6日 (金) 12時25分14秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   右手のピチカートのやり方は、まさに今、僕の中では一番の注意ポイントのひとつです。というのも、つい最近また弾き方を変えてみたからです。ひとそれぞれ違うと思いますが、僕の場合、音の出るタイミングが自分の意図したポイントと違うと常に感じていました。それをなんとか改善しようと何年も取り組んできたのですが、長い間うまく行かなかったのです。しかし、今度こそ上手く行きそうなのです（そう願いたい）。まあ、それはまだちょっと未完成なので、ここでは置いておくとして。。。
　僕が右手で気をつけていることは、まずは上に揚げたように、音の出るタイミングです。それから、音色というか、ニュアンスというか、つまり、音のいろいろな感じをコントロールすることですね。あと、僕は指が比較的速く動かない方なので、速いフレーズを弾きたいときは、指が弦に掛かる量を少なくするようにしています。実際にはどんな角度で、どうに弾いているか自分では判りません（薬指を指板に置いていたそうですが、それも意識はしてません）が、コンセプト

[つづき] :   は指を弦に掛けすぎないこと。あとは、できるだけ力を抜くことですね。音色は二の次になってしまいますが。。。僕の場合はこうするしかないかなって感じですね（実際は力んで上手くできないことが多いですが）。確かにベースラインを弾いている時と比べると、指は弦に対して大きな角度であてていると思います。そのほうが、指が弦に掛かる量が減るからです。
　質問の答えになったでしょうか？基本的に僕のやり方は、まず自分のやりたい事がどういうことなのか、そしてそれをするにはどういう方法で弾くのが合理的で、かつ、自分に合っているかを考え、いろいろ試してみる、というものです。　

   2006年10月30日 (月) 16時18分02秒

[名前] :   ぐりが

[質問（または答え）] :   わー！こんなに答えてくだすってありがとうございます。とても嬉しいです。精進します。　
また質問させてもらったり、ライブを見に行ったりすると思います。ありがとうございました。

[つづき] :

   2006年10月23日 (月) 16時26分56秒

[名前] :   ぐりが

[質問（または答え）] :   ありがとうございます。今まではコードトーンとかコードスケールを覚えてその中で音を選んでいく（無作為とまではいかずともそれに近いときも）という作り方をしていました。だからラインにつながりが出てなかったりしていたんだと思います。歌ってないとよく言われます。歌うってまた難しいんですけど、特にソロの時などは、自分の中で歌ってそれをベースで弾くという感じなんでしょうか？続けてすいません。

[つづき] :

   2006年10月23日 (月) 20時10分48秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   コードトーンとコードスケールから音を選んでいくので、OKですよ。それらを組み合わせ、さらに経過音を上手く使うことが大切です。とくにラインにつながりを持たせたい場合などは経過音の使い方が重要になってきます。最初は機械的に（理論的に）考えて音を選んでいると思いますが、慣れてくれば、その瞬間に弾きたいラインが何通りか頭の中に浮かぶようになると思います。（これには例のハーモニーの感覚が必要だと思います。）自分が実際に弾く前（ほとんど同時ですが）に、頭の中にそのラインが聴こえるようになり、それを弾く感じです。こうして頭に思い浮かぶラインというのは、だいたい不自然な音の並びのものではないはずです。

[つづき] :   一般的に「歌う」と言う時にはアーティキュレーションのことを言っているんだと思います。例えば、あるフレーズなどを自分なりの歌い方（音の表情の付け方）で弾くということでしょう。「歌う」には、「こう歌いたい」ということが自分に無ければなりません。どう「歌いたい」のか考えてみてはどうでしょう。
実際、演奏はソロに限らずとも、自分の中で歌ってそれを弾く感じです。理想としては自分が弾くこと全部を歌い切りたいのですが、僕の場合まだ全部という訳にもいきませんね。。。間違ったりもしますし。

   2006年10月18日 (水) 15時52分39秒

[名前] :   ぐりが

[質問（または答え）] :   はじめまして。九月に初めて上村さんを見てからそのプレイの虜になってしまいました。自分もジャズベースを勉強しています。ハーモニーについて学ぶ上で練習したことや役に立ったなあと思うことなどあったら教えてください。やっぱりコピーするのが一番いいのですかね？

[つづき] :

   2006年10月21日 (土) 10時18分32秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   ぐりがさま
ハーモニーについて学ぶ・・といってもちょっと漠然としていて、何を答えてよいのかよくわかりませんが。。。とりあえずピアノでいろいろなコードを弾いてみて、どういう響きなのかを聴いてみるのが良いのかもしれませんね。しかし、ベースラインを弾く場合、当然ながらピアノのように和音は使えません。だいたいが４つくらいの限られた音数で指定された和音を現さなくてはならないわけです。そこで、どういった音をどういう順に並べるか、ということが重要になってくるわけですが、この時に最も基本的なハーモニーの感覚が大切になってくるようです。つまり、どういう音の選択と並びは良くて、どういうのが悪いのかを判断できる感覚です。高度な和音の知識も大切でしょうが、ベーシストにとっては、まずこちらのベーシックなハーモニー感覚の方がより重要だと思います（というか絶対不可欠です）。

[つづき] :   まあ、こうあらためて書くと大げさですが、ごくごく初歩的なことなので、もうわかってるかもしれませんが。ベースラインをコピーして、そのラインがどういう発想で、どうにできているのかを考えてみると良いのではないでしょうか。僕の場合は、高度なハーモニーはまだいまひとつ把握できていないし（これから勉強しないとね）、初歩的なものについては特に訓練のようなものはしたこと無いと思います。ただ、どういうふうに音を並べたらうまくいくのかは、最初の頃は良く考えましたね。そりゃ、初めはベースラインをどう作って弾いていいのか、さっぱり判りませんでしたから。今は、CD聴いて、？と思ったことを、楽器で確かめてみたりしてます。
質問の答えになったでしょうか？？

   2006年8月23日 (水) 18時01分09秒

[名前] :   jazzkoji

[質問（または答え）] :   お忙しいところをありがとうございました。とても参考になりました。

ついでにもうひとつ！（聞きたいことは山ほどありますが、少しずつということで）

サイレントベースの音に物足りなくなり、ウッドベースを買おうか迷っていますが、もちろん金額的に上を見たらキリがないでしょうか、アマチュアで、セッションやライブ演奏を楽しむためのベースっていくらくらいからのものが妥当でしょうか？

先日、下見に行った渋谷のＫ楽器では、「やっぱり30万円代がスタートでしょう」と言われました。また、もしお勧めの銘柄があったら、ぜひアドバイスください。（答えにくい質問かもしれませんが）

[つづき] :

   2006年8月25日 (金) 02時23分14秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   僕も学生の時最初に買った楽器は２５万くらいのものでした。しかしながら、今にして思えば、もっと良いものを買っていたら良かったかな、とも思います。もちろん当時はそんな余裕も無かったかもしれませんが。はっきり言って、良い楽器を持つに越したことはありません。特に長い目で見れば、なおさらです。最初は３０万くらいのを買って、次に１００万前後のに買い替えるというのもひとつの方法ですが、思い切って８０万前後のものを買うのがいいんじゃないかな、と思います。この頃は８０万くらいで、結構良い楽器があるみたいです。例えば、車を１００万で買うと思えば、同じ値段で楽器を買った方がはるかに良いでしょう。車なんて所詮消耗品で、１０年も経ったらガラクタ同然ですからね。楽器なら１０年経ったらさらに良くなるし、得ることも多いでしょう。自分の予算の許す限りで、一番良いものを買うべきだと思います。もちろん、ある程度でも気に入った楽器を買うべきなのは言うまでもありません。

[つづき] :   特にこのメーカーのものが良いとかいうのは分かりませんが、とにかく自分が気に入らないものは買うべきではないでしょう。かなり高い買い物ですし、何かしら気に入ったものを見つけるのがいいと思います。良い楽器を持てば、音も良いので弾いていても楽しいし、奏法上も悪いクセなどつかなくて済むということもあると思います。経験上、良くない楽器で悪戦苦闘するのは、時間の無駄という気がするのです。今になってようやく判ったことですけどね。

   2006年8月23日 (水) 12時28分05秒

[名前] :   jazzkoji

[質問（または答え）] :   先日（8月14日）に、Body & Soul で上村さんの演奏を聴いて、とても感銘を受けたアマチュアベーシストです。まだ本格的な演奏歴は1年足らずですが、今日は弦高についての質問です。

今日、自分のベース（YAMAHAのサイレントベースSLB200ですが）の弦高を計ってみたらG弦で9ミリ、E弦で13ミリありました。やっぱりこれだと高すぎるのでしょうか？あまり低いのにしてしまうと、安易な癖がつかないかと心配ですが、最近、セッションに行ってお店のベースの弦高が低いの気がついて計ってみました。
前にも同様の質問がありましたが、やっぱり妥当な高さの方がいいでしょうか？

[つづき] :

   2006年8月23日 (水) 13時41分43秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   jazzkojiさま
弦高は楽器の特性もあるとは思いますが、だいたいその人の好みだと思います。低くすればコントロールし易く、細かくて速い演奏がやり易くなる反面、音に力が無くなりがちです。高くすれば音に力が出る反面、速いパッセージなどが弾きずらくなるでしょう。指の太さや、弾き方にもよるので、なんとも言えませんが、G線で９ミリ、E線で１３ミリは、ジャズプレイヤーとしては割と高めではありますね。僕の場合はもう少し低くセットしてます。速くも弾きたいし、ヴォリュームのあるいい音も出したい、というわけで、高すぎず、低すぎずというところにしたいのですが、いまだに悩むところでもあります。サイレントベースということなので、アコースティックな音は望めませんから、もう少し下げても良いかもしれませんね。

[つづき] :

   2006年8月2日 (水) 20時35分59秒

[名前] :   えむえむ

[質問（または答え）] :   こんにちは！よろしくお願いします。
弦についてですが、上村さんはいつも何を使ってますか？
その理由はなんでしょうか？
張り替えはどれぐらいの間隔ですか？
張り替えのタイミングに何か目安にしているものはありますか？

[つづき] :

   2006年8月3日 (木) 00時55分52秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   ＞えむえむさま
僕はトーマスティックのスピロコアを使ってます。多くの弦を試したわけではありませんが、スピロコアを使っている理由は、適度なテンションとサスティーンの長さ、比較的安価であること、などでしょうか。特に素晴らしいとも思いませんが、無難な弦で、扱い易いと思います。ガット弦なども好きで、一時期使ってましたが、扱いずらいのと、高価なので、やめてしまいました。張り替えは、だいたい半年から１年くらいです。弦がさびてきて、表面が少しでこぼこして来たら、すぐに替えるようにしています。本当はもう少し早くに替えた方が良いのかも。古くなるにつれ、テンションもきつくなるようです。

[つづき] :

   2006年4月13日 (木) 20時43分42秒

[名前] :   えむ

[質問（または答え）] :   はじめまして。都内でアマチュアでベース弾いてます。ＴＭＤの大ファンです。
上村さんはアマチュアにレッスンをする時、どんなことをどう指導するのでしょうか？
クラッシックのエチュードとかやるのでしょうか？スケール練習、アルペジオとかはやるんでしょうか？
使用するテキストはあるのでしょうか？JAZZは他の音楽と違い、なかなか教えるのがムヅカシイとおもいます。よろしくお願いします。

[つづき] :

   2006年4月14日 (金) 10時46分38秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   レッスンはひとによって違いますが、だいたいその人に足りないと思われる部分を指摘して、できるようになるようにはどういう練習をしたらいいかとか、いろいろと僕なりにできるアドヴァイスをするといった感じです。必要に応じてスケールやアルペジオの練習とかもしますが、やり方を提案するといった程度ですかね。実際の練習はそれぞれ自分でやってもらいます。クラッシックのエチュードは、やりません。テキストも特に使ってません。勧めたりはしますが。ジャズを演奏するうえで、必要と思われることを、僕が教えられる範囲で教えるといったレッスンになってます。「教える」というより、アドヴァイスするといった方が近いです。

[つづき] :

   2006年3月5日 (日) 23時05分22秒

[名前] :   福嶋康次郎

[質問（または答え）] :   　はじめまして、大阪のファンです。TMDのHush-a-byが気に入って1月かかってコピーしてました。村上さんのＧ弦のリズムは絶妙です。しかし、私はハンマリング、プリングのタイミングがなかなか村上さんのようにはいきません。まずは2拍4拍は絶対にはずさないようにと心がけていますが、それを意識すると3拍目のプリングオフなどがぎこちなくなります。もっとメトロノームで訓練するべきでしょうか。何かアドバイスをよろしくおねがいいたします。

[つづき] :

   2006年3月7日 (火) 10時44分32秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   ありがとうございます。
２、４拍に意識が偏りがちですが、１、３拍も、つまりは４拍すべてを意識して弾いた方が良いと思います。メトロノームを利用して正確に弾けるように練習することと並行して、手本となるようなCDをたくさん聴き、ジャズのリズムフィール、要するにスイングする感じを身につけることが大切です。自分の中にあるスイングフィールを楽器で出すために、正確に弾けるなどの技術が必要になるという感じです。まずは自分の中にいいリズムをしっかり取り入れることです。するとプリングオフなども自然についてくるでしょう。僕の場合はプリング等を特に練習したことはありません。

[つづき] :

   2006年3月8日 (水) 22時37分52秒

[名前] :   福嶋康次郎

[質問（または答え）] :   　まず始めにお詫びいたします。この前の質問でお名前を間違えました。たいへん失礼いたしました。さて、さっそくの的確なアドバイスありがとうございました。上村さんの言うようにこれから練習していきます。また疑問が出ると伺いたいと思っています。このたびはどうもありがとうございました。

[つづき] :

   2006年2月8日 (水) 10時54分11秒

[名前] :   遠藤

[質問（または答え）] :   　上村さんこんにちわ。都内でベースを弾いている遠藤と申します。はじめまして。
友人がmostのアルバムを聴いてて僕もそれをきっかけに上村さんを知りました。とにかく音色にビビっときました。おったまげました。かっこいいです
　いつも御茶ノ水界隈にいるので今度naruに聴きに行きます。
さて、質問なのですが、最近新たな奏法を見つけて改良中なのですが、楽器を鳴らせるようになってきた気がしてます。ですが他のプレイヤーや、はたまたベーシストにまで、こんなにアンプ類が発達してる時代に楽器を鳴らすことに固執するなんて、お前はバカだ。みたいなことを言われるんです。最近わがままなプレイだ。とか言われるんです。上村さんも言われたことありますか？

[つづき] :

   2006年2月9日 (木) 12時39分24秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   ありがとうございます。
さて、質問についてですが、まず、楽器を鳴らすことはアンプを使う使わないにかかわらず、絶対に必要な事だと思います。良い音がするようにこだわる事は悪い事ではありません。しかしながら、バンドで演奏する場合に、あまりに頑固に自分の音にこだわるために他のメンバーに過剰な負担をかけるようでは、やはり問題があると思います。音量の問題もあわせて協力することが必要でしょう。僕の場合、それほどかたくなに音色にこだわっている訳ではありません。もちろんアコースティックないい音をさせたいとは思ってますが、まあ、なるようにしかならないくらいに思ってますね。もっとアンプで大きな音を出せよと言われることもありますよ。大きすぎる音はあまり好きではありませんが、時にはそれも「あり」かなとも思います。「わがままなプレイだ」と言われた事は無いと思いますが。。。「バカだ」と言われた事はありますよ。

[つづき] :

   2005年12月31日 (土) 23時42分29秒

[名前] :   kitei

[質問（または答え）] :   ライブの時のウッドベースのアンプ出し音量と他の楽器の音量バランスについて　参考に教えてほしいのですが。
自分的には生ピアノとの音量バランスから初めにチェックしていきます。ときどき自分の立ち位置での音量バランスと、客席で聞いたときの楽器の音量バランスが異なるときもあるんですが、上村サンはこうした場合、どのヘンで音決めしていますか？
自分たちプレイヤーが一番やりやすい音量バランスで演奏するのか、それとも多少やりにくても客席で聞いたときのバランスを優先させるのか。
どうでしょうか？

[つづき] :

   2006年1月3日 (火) 19時07分16秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   難しい質問ですね。。。僕の場合ですが、まずは自分がやりやすい音量にアンプを設定します（とくにピアノと比べてという意識はありませんが、そうしているかもしれません）。ハコの大きさにもよりますが、客席に聴こえる音が、楽器とアンプのみの場合は、多少アンプを大きめにするかもしれません。PAが入っているときは、外の音はだいたい他人任せになるので、アンプは自分のところでやりやすい音量にセットします。一緒に演奏する人にも意見を求めますね。メンバーの誰かに客席で聴いてもらって決めたりもします。客席の音とバンド内の音があまりにも違うときは、客席の方を優先してることが多いと思います。かなり演奏しずらいけど、外にはちゃんと聴こえていると信じて（無理矢理思い込んで）やることって結構あるんですよね。そういう時、演奏中はかなりつらいです。。。

[つづき] :   ベースの音量については、自分で客席で確かめられないので、今だに悩みの種です。「このくらいのベースの音量がいい」という感覚が人によってかなり違うので、自分とある程度似た感覚を持っている人に客席で聴いてもらって、判断するしかありません。僕はアンプを割と小さめにセットするほうですが、それはアンプから出てくる音がいい音じゃないからで、もしアンプから出る音が良い音なら、もう少し大きく出す事もあると思うんですけどね。言うまでもない事ですが、ベースやピアノはそもそも音がそれほど大きくない楽器なので、大きな音が出る楽器奏者は、ある程度音量を加減して、バランスをとらないといけません。

   2005年11月10日 (木) 20時52分45秒

[名前] :   kawa

[質問（または答え）] :   またまた質問です。最近、2ビートのときに１拍目と３拍目のきれいな位置に音を入れたいと思い練習しているのですが、なかなかうまく行きません。やはり、４拍を感じるだけじゃなくて細かくビートを感じた方が良いのでしょうか？ちなみに私は先輩から３連で感じると良いよといわれたことがあるのですが、上村さんはどのように感じてますか？
話は変わりますが12月のTMDジャズ研の仲間とともに聞きに行きます。

[つづき] :

   2005年11月13日 (日) 00時58分50秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   僕も２フィールの１・３拍を気持のいいところで弾きたいと常々思ってますが、まだちゃんとできない気がしています。１拍を３連で感じるというのは、よく言われていることで、まあいいことだと思います。が、そう感じたからと言って解決するとは限りません。僕の場合、いいところでビートを感じられていても、楽器で音をだすと、そこにタイムラグが生じてしまうということがありました。つまり自分が出していると思っているところと、実際に出ている音のタイミングにずれがあるということですが、これは、奏法に問題があるのだと思います。奏法を見直してみるのもいいかもしれません。

[つづき] :

   2005年11月13日 (日) 01時34分24秒

[名前] :   kawa

[質問（または答え）] :   なるほど。
確かに自分が出したい位置と出ている位置が結構ずれているっていうのには録音するとよくわかります。
いろいろ試してみます。
回答ありがとうございました。

[つづき] :

   2005年10月23日 (日) 23時06分46秒

[名前] :   kawa

[質問（または答え）] :   お久しぶりです。
コットンハウスのセッション以来です。
実は最近、ヴォーカルのバックで演奏する機会が増えているのですが、上村さんはヴォーカルのバックで演奏する際何か気をつけていることはありますか?
また、今度ヴォーカルセッションなるセッションでベースを弾くことになったのですが、そこでもう1つ質問です。初見の曲をやる場合、どういう風にして曲にのっていけばいいのでしょうか?

[つづき] :

   2005年10月24日 (月) 01時19分13秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   久しぶり、元気？
　まあ、僕の場合、譜面を読むのがきわめて苦手なので、まず前もって曲の進行をよく見ておきますね。あと、これはその時々ですが、割と変なコードがつけてある譜面を平気で使っているヴォーカリストが多いので、知っている曲の場合は演奏中にピアニストを見ながら一般的なコードに変えることはよくあります。ヴォーカルの人で特にピアノを弾かない人はこの傾向があります。いつも伴奏の人が勝手に直しているので、よけいに気づかないみたいですね。
　初見の曲の場合で、知らない曲の時は、どういう感じの曲なのか、どういうふうにやりたいのかを、様子を見ながら早くキャッチすることが大切です。これはヴォーカルに限らず、どんな時も同じですが。自分が伴奏している相手がどうしたいのか、何を求めているのか、など敏感に感じることはとても大切だと思います。ま、いつもその通りに答えてあげるとは限りませんが。。。

[つづき] :

   2005年9月30日 (金) 17時32分52秒

[名前] :   kitei

[質問（または答え）] :   回答有難うございます。また右手のピチカートで教えてください。上村さんが通常ベースを演奏しているとき、その力加減は　MAXパワーを100と仮定した場合、通常のベースライン（バッキング）は何％くらいの力加減で弾いていますか？盛り上がってくれば勿論100％で弾いていると思いますが、常時いっぱいいっぱいでは体も指もワンステージついていけません。プロはどのくらいで(余力を残しながら）弾いているのか、参考に是非教えてください。

[つづき] :   また、ビートをどんな風にとっていますでしょうか。足でとる人、クチでとる人、頭のなかでとる人、いろいろだと思うんですが、上村さんはどうやっていますか？

   2005年10月5日 (水) 19時11分09秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   どうでしょうね・・・その場所の音響やその日の調子などで、左右されがちですが。たぶん６０～８０％くらいじゃないでしょうか。僕自身は力みがちなので、なるべく力を抜くようにしてますが、ついつい力入っちゃうんですよね。自分の音が聞こえずらいと、どうしても強くはじきがちです。
　ビートをどうとっているか、という質問ですが、基本的には頭でとっている（？）とは思いますが、よりしっかりテンポをとりたいときなどは、足を踏んでます。曲の速さにもよりますが、４拍全部踏んだり、１、３拍だったり、２、４拍だったりします。

[つづき] :

   2005年9月25日 (日) 15時40分20秒

[名前] :   kitei

[質問（または答え）] :   山形でコンボ中心に活動しているサラリーマンベーシストです。右手のピチカートの位置についての質問なんですが、指板端のところをなるべく弾いたほうがいいとよく言われていますが、駒装着型ピックアップでアンプで鳴らす場合、駒に近くなればなるほどコンコンとしたまさに駒（木）の固有振動の音が大きくなってきてしまいます。良くないと言われている　やや指板上部あたりだといい感じの音がだせるように自分は感じるのですが、弾く位置ってほんとどこら辺がいいんでしょうか。悩んでしまいます。

[つづき] :

   2005年9月26日 (月) 12時06分52秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   右手のピチカートの位置についてですが、自分の気に入った音のするところで良いと思います。楽器の個体差はありますが、一般的に指板の下端あたりで弾くと硬質なくっきりした音、上のほうで弾くと柔らかい音がしますね。レイ＝ブラウンなんか指板の下端か、もっと下で弾いてたりします。チャーリー＝ヘイデンは割と上の方で弾いていたと思います。僕は、音の輪郭をくっきりさせたいのと、立ち上がりを早くしたいと思い、下の方で弾くよう気をつけてますが、ついついいつもの自分の楽に弾ける位置に戻って来てしまってます。下の方で弾くと弦が硬くて手が痛いんですよね。それが嫌で、知らず知らずのうちに、楽な位置に戻ってしまうんだと思います。まぁ僕の場合はさておき、結局は自分の欲しい音色によって弾き分ければいいんじゃないでしょうか。

[つづき] :

   2005年6月14日 (火) 15時08分15秒

[名前] :   マツ

[質問（または答え）] :   スタンダードに関する質問に対し、的確なお答えありがとうございました。今度は、楽器に関する質問なのですが、私は、今、スタッドのアップライトベースしか持っていなく、セッションも、それで参加している状況なのですが、やはり、アップライトで仕事を得ていくというのは、困難な事でしょうか？実際の問題として、前にも申し上げましたが、私は上京してアパートで一人暮らししています。もし、ウッドベースを買っても、車が無いため、移動に、かなりの困難を強いられます。私事を、ごたごた言いましたが、ウッドベースプレイヤーにとって、楽器への悩みは本当に尽きませんよね？

[つづき] :

   2005年6月16日 (木) 15時14分18秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   「スタッドのアップライト」というのは、いわゆるサイレントベースの様なものでしょうか？僕の個人的な意見としては、やはりコントラバスを持っていた方が良いと思いますよ。ボディのないタイプのアップライトベースはエレベよりはコントラバスに近いものの、やはりコントラバスとは別の楽器だと思った方が良いと思います。コントラバスを弾くことによって学べることと、そのアップライトベースを弾くことで学べることは、多分いろいろな点で、異なると思います。どちらが良いとか悪いとか言う問題ではありませんが。君がもしアコースティックな音楽をやりたいなら、コントラバスを使えば良いし、エレクトリック系の音楽をやりたいのなら、アップライトベースでも良いでしょう。どちらにしても、良い音楽ができれば、仕事は得られるはずです。ただ、アコースティックなジャズの仕事となると、音質の点でやはり不利かもしれませんね。

[つづき] :   そもそも君はアップライトを弾くミュージシャンになりたいのでしょうか？それとも、いずれはコントラバスを弾こうと思っているのでしょうか？将来ジャズを演奏するミュージシャンになるつもりなら、安いものでもいいからコントラバスを使って練習することを勧めます。
　車に関してですが、プロで活動するなら、いずれは必要になってくるでしょうね。車を使わないベーシストももちろんいますが。。。。でも、楽器に比べれば、車なんて安いもんですよ（中古のぼろいのだったらタダ同然だったりするし）。ただ、維持費がかかるのが大変ですが。まぁ、バイトでもしながら、少しずつお金をためて、必要を感じたら買えばいいのでは？

   2005年6月17日 (金) 15時12分48秒

[名前] :   マツ

[質問（または答え）] :   なるほど・・・私自身、ジャズだけをやっていくつもりもありませんが（そもそも、ジャズという音楽を定義付ける事も、意味の無いことになってきていると思う）、やはり自分を表現していくというか、出していくには、一人のミュージシァンとして、アコーステックなジャズは避けて通れない道だと思っています。また、今、最も熱くなれるのが、いわゆるジャズなのです。その点で、アップライトとウッドの違いに疑問を持ったので質問させていただきました。つまり、ウッドとアップライトは違う楽器で、アコーステックなジャズをやる上では、アップライトはウッドに比べ、不利な楽器になりかねないと言う事ですね？私自身、ウッドが弾きたいのですが、金銭的な面で当分はアップライトで我慢するしかないみたいです。車も無いですしね。あと、聞きたいのですが、私は、よく目黒のジャムハウスというところに行くのですが、そこのホストミュージシァンのかたに、もっと色んなライブハウスのセッションにも参加したほうがイイよ、という助言を頂きました。それで、他のセッションにも参加したいのですが、アップライトでは参加できないライブハウスって、ありますか？

[つづき] :

   2005年6月18日 (土) 01時43分36秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   アップライトで参加できないセッションは無いと思います。エレベでも、まずOKでしょう。ジャムセッションの場合ホストのベーシストが普通いるので、楽器を持って行かなくても、その人の楽器が使えるはずです。

[つづき] :

   2005年5月30日 (月) 17時21分55秒

[名前] :   マツ

[質問（または答え）] :   ジャズを始めて一年と少しになります。最近、考えさせられるのがスタンダードについてなのですが、ほとんどのプロのジャズミュージシャンの方々がスタンダードを暗譜しています。アマチュアの人も多くが暗譜しているみたいです。また、ジャズの雑誌をひらけても、ジャズミュージシャンなら、少なくとも百数十曲を覚えて・・・と、当たり前のように書かれています。そして、私もスタンダードを覚えようとしているのですが、やはり数が、膨大で、なかなか全て覚えるには、時間がかかりそうです。しかし、譜面を見れば弾くことが、できるし、曲覚えで時間を取られるよりも、セッションに出かけて、もっと場数を踏まなければ、と考える自分もいます。なので、曲覚えに多くの時間をかけ、それから現場に出て行くべきか、それとも、どんどん現場に出て行き、その中で、慣れながら覚えていけばイイのか・・・ということです。どうぞ、よろしければお答えください。　　　　ちなみに僕は今年、上京してきた１８歳で横浜の大学に通っています。絶対ミュージシャンになるので、また、ライヴなど、どこかでお会いできれば声をかけさせていただくかもしれません。では、また。

[つづき] :

   2005年5月31日 (火) 11時45分28秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   「絶対ミュージシャンになる」というやる気がすばらしいですね！
さて、曲を覚えるということについてですが、僕の場合は、いつも譜面を見ながら演奏する曲はなかなか覚えません。譜面を見ていると、目から入る情報にたよって、頭を使わないみたいですね。たまたま譜面がなくて、なんとか思い出しながらやらなきゃならなかったりすると、意外にも簡単に覚えられたりします。曲を覚えるには、譜面を見ないで演奏することです。譜面を見ていたら、いくら回数を重ねてもいつまでたっても覚えられません。僕は、覚えたい曲があったら譜面を見ないで練習します。（結構サボってますが。。。）で、本番で見ないで演奏すれば、たいていもう大丈夫です。
　覚えるのにもちろん時間をさく必要はあります。しかし実際に演奏することでより確実に覚えられると思います。どんどんセッションにいったらいいです。ただ、そのときになるべく譜面を見ないで演奏することです。べつに１００曲もいっぺんに覚えなくてもいいんですよ。だいたいそれは無理です。よくやる曲をそのつど１曲ずつ覚えればいいのです。すると、いつの間にかたくさん覚えてしまいますよ。

[つづき] :

   2005年4月10日 (日) 23時07分29秒

[名前] :   ｱﾏﾁｭｱおやじ

[質問（または答え）] :   教えて頂けば幸いです。自分はｴﾚｸﾄﾘｯｸBASS専門なのですが、ｾｯｼｮﾝにてｺﾙﾄﾚｰﾝのｼﾞｬｲｱﾝﾄｽﾃｯﾌﾟを練習する機会がありました。なんとか４ﾋﾞｰﾄのﾊﾞｯｷﾝｸﾞはついていけたのですが、ｿﾛﾊﾟｰﾄでは、もうﾒﾛﾒﾛな状況となり、指のおもむくままの非創造的な演奏がやっとでした。ｺﾙﾄﾚｰﾝのｿﾛ譜とか見てみたのですが、ﾍﾞｰｽではﾁｮｯﾄなあーっていう感じです。簡単で且つ発展性のある方法などあれば是非ご教授願います。

[つづき] :

   2005年4月11日 (月) 00時06分13秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   Giant Stepsは結構難しいという先入観がありますが、実際はそうでもありません。めまぐるしく転調することと、テンポが大体速いという点では確かに難しいのですが、コードを見てみるとV7-Imaj7もしくは、IIm7-V7-Imaj7ばかりです。つまり、転調が多いことをうまくクリアーすれば、普通のスタンダードチューンと大して変わりません。V7-Imaj7が普段からちゃんと弾けていれば、それほど難しくはないのです。しかし、発展性のあるソロとなると、難しいですね。テンポの速さと、転調の速さに追われて、なかなか発展させられるところまで行けません。最初から細かく全部弾いてしまうと、さらにそれ以上のところには行きずらいので、始めはまばらに弾いてみるというのはどうでしょうか。思い切ってスペースをたくさん取り、大きなソロラインを作って行くのも効果的だと思います。（それはそれで簡単ではありませんが）全部を自分で弾いて説明する必要はないのです。ゆったり構えて、弾きたい所だけ弾いてみるつもりでやってみてください。

[つづき] :

   2005年3月20日 (日) 09時31分36秒

[名前] :   中野立秋

[質問（または答え）] :   　前橋の中野です。
　よろしければ教えてください。
　最近自分の音量（生）が周りの人に比べて小さいのではないか、と思い始めています。ジャムセッションなどで同じ楽器で比較したとき感じます。
　左手をしっかり押さえる練習や右手はなるべく駒に近いところで弾こうと意識しているのですが。
　自分は４beatの場合８部音符の裏に効果音を入れることが多いのでそれにエネルギをとられてしまうのかなあ、なんて変な風に考え込んでいます。８部音符の裏を意識し始

[つづき] :   めたのは実は上村さんのベースを聞いていいなあと思ったときからなんですが。しかし、当然音量は大きいですよね。（上村さんは裏の効果音を意識していらっしゃいますよね）
　音量を大きくするのはむやみ強く弾くのが良いのではない、音色との兼ね合いもあるから難しいのかな、と思うのですが、何かお考えありましたら、またよろしければ教えてください。

   2005年3月21日 (月) 14時10分38秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   音量については、僕もよく考えてしまいます。どうも僕自身は音が小さいと言われるのが嫌なようで、ついつい力任せに弾いてしまう癖があるようです。しかし、力を入れて弾くと音色があまりきれいにならないな、とあるときに感じて、このごろは力を入れすぎないように気をつけています。（それでもついつい力がはいってしまいますが。。。）だいたい楽器によって音量はかなり違いますし、その楽器でのちょうど良い音量というのがあるのではないかと思います。ただ、バンドで演奏する時は周りの音で、自分の音がかなり聞こえなくなり、ちょうどいいはずの音量をキープするのは、僕には難しいですね。自分の音を聞こうとして、余計な力が入り、バチバチいってしまいます。アンプをうまく使えるといいのかな、とも思います。

[つづき] :   自分の音量が他の人より少々小さくてもいいんじゃないでしょうか。要はちゃんと楽器が鳴っていれば良いのでは？僕は音量のことにとらわれすぎていて、損したな、と思う時が結構あります。特にソロなんか、音量を小さくしたら指が速く動くということについ最近気がつきました（遅いっつうの！！）
　８分の裏の効果音はつい癖で弾いてしまう時と、意識して弾く時とありますが、僕自身はあまり上手くないと感じています。もっといいタイミングで弾きたいんですけどね。

   2005年1月10日 (月) 23時27分30秒

[名前] :   JFB

[質問（または答え）] :   九州のアマチュアベースストです。ウォーキングはそうでもないのですが、ソロになるとどうしてもリズムが走りがちになります。ミディアムテンポのメトロノーム２、４拍に合わせてソロの練習をしていますが数分もしないうちにいつの間にか１拍分走っているのです。何か効果的な練習方法はないものでしょうか？
上村さんのソロはどんなテンポの曲でも見事なくらいにリズムがビシバシと決まってますがそのようなリズム感覚はどのように身に付けたのでしょうか？

[つづき] :

   2005年1月12日 (水) 13時24分02秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   　僕もソロになると、ついつい前のめりになり、速くなってしまいますよ。そうならないよう気を付けてはいますが。。。
　僕の場合は、まず、落ち着つくように心掛けています。どうしても焦りがちですが、とにかく、まずいったん力を抜いて落ち着くこと。そして、しっかりそのテンポの上でソロを歌うイメージで弾くようにしています。テンポをキープしている落ち着いた自分をもうひとり置いておくような感じです。そして、余裕をもって、自分は何を弾きたいのか考えてみます。曲のテンポと流れが自分の頭の中でしっかり把握できていれば、焦ってすぐ始めなくてもいいのです。弾きたく無ければ弾かなくてもいいくらいの気持で、とにかく気分的に余裕を持つようにしています。肝心なのは常に曲をコントロールしているという事です。

[つづき] :   頭の中でしっかりイメージできた自分のソロフレーズがそのまま楽器で弾ければ、だいたい走ったりしません。楽器で弾く時に指がもつれてつまづいたり、イメージがあやふやなのに、無理矢理なにか弾いてしまったり（よくあることですが）すると、テンポが乱れます。理想はイメージ通りに弾けるということですが、なかなか難しいです。僕は指が速く動かない方なので、よくつまづきます。しかし、その時にテンポキープしているもうひとりの冷静な自分をなるべく失わないようにしています。
　と、現在自分が気を付けていることを書きましたが、もしかしたら、それ以前に、フレーズがしっかり頭の中で歌えていない場合も考えられます。そして、表面的な言い方ですが、８分音符がうまく弾けていないということもあるかもしれません。自分の演奏を録音してみて、何がうまくいかないのかチェックしてみるといいかもしれません。

   2005年1月12日 (水) 22時19分29秒

[名前] :   JFB

[質問（または答え）] :   どうもありがとうございました。今まで技術的なトレーニングだけではうまく上達しなかったのですが、上村さんのコメントで謎が氷解した感じです。
まずはイメージトレーニングからですね。早速トライしてみます。
東京に出張の際はまたライブを聴きに行きます。

[つづき] :

   2004年12月30日 (木) 10時12分17秒

[名前] :   入川

[質問（または答え）] :   浜松でジャズベースを弾いてるものです。
・２ビートのリズムの感じ方がよくわからず、べたついた感じになってしまいます。練習のときはどのようにメトロノームにあわせればよいでしょうか？（最近はロンカーターの２ビートの曲を聴いて気持ちいいって思いますがなかなか真似できません。）

・以前上村さんがライブでスラッピングしていたのを聴き、とてもかっこよかったので、独学で練習してみましたが全然だめです。とくにＧ弦→Ｄ弦→Ａ弦→Ｅ弦への移動や、開放弦を使用したときにぎこちなくなってしまします。
スラッピングの基本的な練習方法等が知りたいのですが

[つづき] :

   2004年12月31日 (金) 13時41分05秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   入川様
書き込みありがとうございます。
さて、２ビート（もしくは２フィール）ですが、間が多い分、４ビートの時より難しいです。いろいろな弾き方ができるので、いくらでも難しくも弾けるし、シンプルにも弾けます。まずは１、３拍を正確に弾くことが大切だと思います。そしてそれぞれの音を切るタイミングにも気を使いましょう。音の切り方でフィールが変わります。どういうフィールでやるかは、自分の好みでいいと思います。メトロノームは４拍全部鳴らすか、２、４でいいと思います。１、３拍が正確に弾けたら、こんどは間の部分をどう弾くか考えます。

[つづき] :   スラップですが、やり方は大体２通りあるみたいです。僕のやり方は、ミルト＝ヒントンがやっていたやり方で、普段のピチカートの時と同じ右手の状態で、人さし指の外側（自分が上からみて右側面）に弦をひっかけて、指板から離れる向きに引っ張り上げて弾きます。（弦は反動でバチッと指板にぶつかります）その後、人さし指の付け根の関節の側面（親指側）でE線もしくはA線をたたき、カチカチいう音を出します。この時手首を少し回転させるようにスナップを効かせます。基本は１拍指で弾き、次の拍に８分で２回弦（E線）をたたきます。まずはゆっくり練習してみて下さい。

   2005年1月4日 (火) 22時41分47秒

[名前] :   入川

[質問（または答え）] :   ありがとうございます。
地道に練習します。

[つづき] :

   2005年1月9日 (日) 15時16分39秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   質問を読みなおしてみたら、少し質問内要を勘違いしてました。すみません。
メトロノームにどう合わせるか？という質問ですが、メトロノームをドラマーだと思えばいいと思います。ここで大切なのは、メトロノームに細かく合わせに行ってはダメだということです。あくまで共演しているつもりで、自分でビートを出していないといけません。メトロノームに寄り掛かってはいけないのです。メトロノームと対等に演奏するような感じです。もちろん相手は正確ですから、ずれたらこちらが不正確ということですが、変に合わせに行ってしまうと、自分のビートがなくなってしまいます。自分で弾いているビートが結果的にメトロノームに合っているという感じになるようにやってみて下さい。

[つづき] :

   2005年1月21日 (金) 00時15分47秒

[名前] :   入川

[質問（または答え）] :   たびたびありがとうございます。メトロノームをドラムのつもりで練習するというのは大変参考になりました。
４ビートだと３連にメトロノームをあわせたりして、３拍目を意識したりして自分なりにノリをだそうとしていますが、２ビートだと、結構むずかしいです。ロンカーターが２ビートでやるような一瞬音が途切れるようなアクセントを気持ちいいタイミングでいれられたらなあと思いますが…
地道に練習します。ありがとうございました。

[つづき] :

   2004年12月29日 (水) 01時04分13秒

[名前] :   ユージ

[質問（または答え）] :   昨日、三島ルナロッサでのライブでは、ありがとうございました。いろいろ練習方法を聞いたりサイン頂いた者です。今日は昨日の興奮も覚めやらぬうちに指の練習をしていました。左手に力が思うように入らず、まずは指を鍛えることからですね。メトロノームは持ってなかったので、早速揃えようと思っています。まだ、質問らしい質問も思いつかないですが、この質問コーナーは心強いです。また、これからの上村さんのご活躍も期待しています。

[つづき] :

   2004年12月29日 (水) 13時52分59秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   ＞ユージ様
さっそく書き込んでいただき、ありがとうございます。またわからないことが出て来たら気軽に質問してくださいね。

[つづき] :

   2004年11月11日 (木) 23時44分56秒

[名前] :   kawa

[質問（または答え）] :   こんにちは、2度目の質問になります。現在バンドで、岡安氏のHOT HOUSEの中に入っているsamba de orfeuと同じリズムパターの曲をやっているのですが、なかなかコツがつかめず苦しんでいます。ああいうラテン系の曲はなにに気を使って弾けばいいのでしょうか？また、何か効果的な練習はありますか？あとまったく関係ないのですが、上村さんのベースは、弦高はどのくらいにセッティングしてありますか？質問多くてすみません。

[つづき] :

   2004年11月12日 (金) 15時27分29秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   僕もラテンやサンバはあまり得意ではないし、はっきり言って本格的にやるにはどうしたらいいのかは、いまいち解りません（ゴメンネ）。サンバの場合、自分では、仮に４／４拍子と考えたときの、１と３をしっかりとタイミング良く弾いて、全体のリズムが落ち着くように心掛けています。装飾音はタイミング良く入れるのが難しい（僕にとっては）ので、あまり入れなくてもいいと考えています。ラテンの場合はシンコペーションが入って来ますから、さらに難しいですが、やはり、１と３を（弾かなくても）しっかりと感じてキープします。
　

[つづき] :   弦高ですが、僕は他の人と比べると、割と低めにセットしているようです。以前はG線で、指板の下端で計ると６mm位だったと思います。６、６、７、８か、６、７、８、９位でしょう。しかし、今はもう少し高めにして、試しています。８、８、９、１０位だと思います。（おかげで手が痛くてしょうがないです。。。）個人的には、あまり高くするのは好きではありません（痛いのが嫌いなので）が、べったりと低すぎるのも嫌です。自分の弾き易い高さで、いい音がすれば良いのではないでしょうか？

   2004年10月24日 (日) 17時31分49秒

[名前] :   中野立秋

[質問（または答え）] :   　こんにちは。前橋市に住んでいるアマチュアベーシスト（46歳）です。上村さんが前橋出身だということは知っていたのですが、こんな欄があることをしりませんでした。
　上村さんのベースはテナーの川嶋さんのＣＤを聞いて感動しました。楽器自体の音がすばらしく鳴っていてオーソドクスで堅実なビート感に心を打たれています。
　先日大森の瀬山さんをたずねたときに上村さんの楽器がおいてあったと思います。今度新調したペルマンなんでしょうか。私は瀬山さんのところでお世話になったウィーンの楽器にオブリガード、ピックアップはこれまた瀬山氏オリジナルを使っています。

[つづき] :

   2004年10月25日 (月) 10時33分08秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   中野立秋様
　書き込みありがとうございます。前橋出身ということで、なんだか嬉しいです。hp自体割りと最近作ったので、このコーナーはまだ始めて１ヶ月くらいです。
　瀬山さんのところにあったというのは、僕のペルマンだったかもしれません。もう１ヶ月半くらい使っているんですが、いまだに慣れずに悪戦苦闘しています。音は良いんですけどねぇ。僕もオブリガートを使っていたのですが、今はまたスピロコアに戻しています。少しテンションがきつくなり、これにも苦しんでいます。まぁ慣れるしかないのですが。

[つづき] :   前橋で演奏する機会はなかなかありませんが、これからもよろしくお願いします。

   2004年10月23日 (土) 00時26分43秒

[名前] :   JERICHO

[質問（または答え）] :   上村さん、こんにちは。
bassをはじめて2ヶ月になりますが、楽器の高さ（エンドピンの長さ）が、しっくりきません。
高くすると左手が辛く、低くすると右手が上がってきてしまいます。
楽器の高さを決めるときの目安などありましたら、教えてください。
よろしくお願いします。

[つづき] :

   2004年10月23日 (土) 14時26分40秒

[名前] :   上村信

[質問（または答え）] :   Jericho様
僕の場合はハーフポジションでの左手の人さし指（つまり下のFの位置）がだいたい目の高さになるようにしています。

[つづき] :

   2004年10月26日 (火) 22時15分42秒

[名前] :   JERICHO

[質問（または答え）] :   アドバイス、ありがとうございました。最初は、「そんなに低くていいのかな。」と思いましたが、何日か続けてみたら、楽に構えられるようになりました。

ありがとうございました。

[つづき] :

   2004年10月15日 (金) 13時38分35秒

[名前] :   kawa

[質問] :   ありがとうございます。相当早くお答えしていただき感謝感激です。また何かあったらここに書き込みます。そのうち習いに行きたいとも思っています。まだ生で上村さんを見たことがないので、近いうちにライブに伺いたいと思います。

   2004年10月15日 (金) 01時33分53秒

[名前] :   kawa

[質問] :   はじめまして。とある大学のジャズ研でベースを弾いてるものです。最近、TMDをモデルにしたバンドを組んだのですが、4ビートでうまくスイングできず、音が切れ切れになってしまいます。どうすれば１拍1拍しっかりスイングできるでしょうか？また、ドラムレスという編成でどうもバラードなどスローテンポの曲で曲が薄っぺらくなってしまします。音数を増やしつつ、バラードのゆったりとした雰囲気を保つにはどうすればいいでしょうか？その他、ドラムレスで気をつける点があれば教えてください。

   2004年10月15日 (金) 12時50分43秒

[名前] :   上村信

[質問] :   Kawa様
質問第一号ありがとう。ドラムレスのグループでベースを弾くのは、最初は難しいでしょうね。バンドのタイムを自分がすべて担うようなかたちになりますから。本当は、全員がそれぞれ責任をもってタイムをキープするのですが、あからさまにリズムを弾かなくてはならないのは、なんといってもベースなので、ベースがしっかりしていないとまとまりません。他の楽器の音につられないで、タイムをキープするのはなかなか大変です。まず、しっかりテンポをキープできることが大切です。（これはドラムが居ようが居まいが関係なく絶対に必要なことです。）
　音が切れ切れになるのは、たぶん左手がしっかり弦を押さえられていないのではないでしょうか？左手が安定するように力をつける必要もあるかもしれまん。次の音までしっかり押さえて音をつなげるようなメージでやってみて下さい。あと、１拍１拍を均等な長さで弾く事も大切です。そしてなによりスイングするイメージをしっかり持つことです。スイングしているCDをたくさん聴いて下さい。（つづく）

   2004年10月15日 (金) 12時51分51秒

[名前] :   上村信（つづき）

[質問] :   　balladに関してですが、薄っぺらくなってしまうのは、やはりタイムがしっかりしていないからではないでしょうか？音数が少なくても、タイムがしっかりしていればいい感じにできるはずです。音数を増やしたいなら、そういう演奏しているCDを良く聴き、まずはまねしてみるといいでしょう。ただ１拍と３拍目に弾くだけではなく、いろいろなballadの弾き方を多くのCDから学ぶことです。いずれにしても、しっかりとタイムキープできていないと、音と音の間を活かせずに薄っぺらな感じになってしまうでしょう。
　自分がしっかりして、スイングできるようになれば、ドラムと一緒にやるよりむしろドラムレスの方が楽なことも多いです。
　参考になりましたか？なかなか限られたスペースで答えるのは難しいですね。解りずらかったらゴメンナサイ。



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